雪が溶けたら……
kagehaのお勧めの本やゲームの紹介、雑記等を書き綴ったブログです。
「いた……ぁい、の?」――金色のネズミ=ウフコック
 というワケで、多分に洩れずマルドゥック・ヴェロシティを読んでいる最中です。
 現在、二巻目。
 かなり毛色を変えてきましたねー。

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉
冲方 丁

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 時はマルドゥック・スクランブルより少し前、ウフコックをパートナーにしていたボイルド達が廃棄処分を逃れ、その後どのように生きていたかというお話。

 
 まだ読んでいる最中なので、さらりと二巻の最初までの感想を。
 今回はSF版甲賀忍法帖といった感じでしょうか。
 そのノリは結構好きなので、かなり楽しめています。

 それにしても、ウフコックがかわいいのはデフォとして、ボイルド達に対する敵役のカトル・カールの連中が色々な意味でヤバイです。(笑)
 前作を読んでいる方は、是非その衝撃を味わって欲しいので、あえて多くは語りませんが――セリフ、設定等かなりキてます。黒いです。
 奴等が登場してから、この作品の色というのがよーく分かりました。
 ああ、そういうのをやりたかったんだと。
 OK! こっちは準備万端だ、どんとこい!
 といった感じに、新たな冲方節を楽しんでいます。

 ちなみに、文体/かなり独自的――序盤は少し読むのに苦労しましたが、しかし慣れてくるとこれはこれでスピード感/状況把握のし易さ――等の利点があって、バトルものならばアリかな、と。
 とまあ、文体はこんな感じ。
 余分な要素を排除し、まずは的確な状況判断を優先するというのは、いかにもボイルドらしい思考パターンなので、この表現方法は今回限りならば、効果的で良い方法だったと思います。ただ、かなり飛び道具というか、バクチっぽい方法なのは否めませんけどね。その方法を思いついたとしても、良く実用に踏み切ったなあと。そのチャレンジ精神に拍手を。
 
 
 さて、ここから先、加速していくであろう狂気とバトルが凄く楽しみですねー。そして、やがて訪れるボイルドとウフコックの別離と――ウフコック好きとしては辛くはありますが、この物語を最後までこの目で見届けたいものです。
 といった感じで、さわりの感想は終了。


 

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

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